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ソーシャルインクルージョン委員会

ソーシャルインクルージョン
委員会

ABOUT
ソーシャルインクルージョン委員会とは

「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、社会の構成員として包み支え合う」という理念に基づき、人を生かす経営、人間尊重の経営の実践を深めます。
障害者就労部会社会的養護部会多様な働き方推進部会の3つの部門で活動しています。

CHAIR’S MESSAGE
委員長メッセージ

芳賀 久和

プルデンシャル生命保険㈱
ライフプランナー

ソーシャルインクルージョン委員会では、障がい者だけではなく、働くことに社会的課題を抱える多くの方々に多様な働き方を推進し、支援していく活動に数多く取り組んでいます。そのような方々が能力を発揮できる社内環境の整備は、自社の成長にも繋がり、社員との関係性も必ず良くなると言う、真の『人間尊重の経営』を体現しています。
ボランティアやただ単なる支援だけではなく、採用や社員教育の学びの場でもあります。行政や支援機関、施設や学校など、同友会を飛び越えて、地域連携をどんどん推進、頼れる企業団体として注目されています。このような地域密着の活動に参加してみたいと考える企業さんは是非とも覗いてみてください!

ソーシャルインクルージョン委員長 芳賀久和

COMMITTEE OFFICERS
2025年委員会役員一覧

委員会役員一覧を表示する
スクロールできます
担当会員名企業名企業役職
委員長芳賀 久和プルデンシャル生命保険㈱ライフプランナー
副委員長石井 雄一郎㈲グラン・ブルー代表取締役
副委員長石﨑 信也㈱しんやさい代表取締役
副委員長渡邉 真規㈱ワタナベ美装代表取締役

MOVIE
SI委員会の三部門の動画

今期のSI委員会も様々なシーンで活動しています。今回は新旧委員長の対談や委員会内の三つの部門の新旧部会長にインタビューをさせて頂き、より深く部会内の活動・運動をお話しして頂きました。

下記のQRコードから動画をご覧ください。

REPORT
活動レポート

2023.11.

第25回 誰もが幸せになる勉強会 通称ダシベン

~11月誰もが幸せになる勉強会 通称ダシベン~

『障がい者の就労支援として最も多くの同友会企業に入り込んだ末に見えてきたこと』

報告者 大石 裕一郎さん 
医療法人博友会 就労支援センター ステップむろまち所長

精神の病気を持っていても働きたいというアンケート結果が出ている。
人間の究極の幸せは、
①人に愛されること
②人にほめられること
③人に必要とされる
④人の役に立つこと

精神障がい者の就労は年々増えている。
障がいのある方の職場での困りごと。
精神・発達障害のある方の退職理由。

しかし7割に方が1年で離職、さらに38.7%は3か月で離職。
就労するにあたり、やはり大切になるのが、実習。
職場実習の企業ををどうやって探すのかが最初わからなかった。
どうしたらいいかわからないときに、
障がい者の就労を支援したい社長さんがいるから来ないかと
白濱さんにお声掛けいただき、COCOネットでの活動をスタート!!
当初は、うまくいかなかった。
なぜかと考えた時に、企業側のことを考えていなかったと反省。

COCOネットの素晴らしいところ
  • 利用者にあったタイミングで自習できる
  • 実習、マッチングの幅が広がる
  • 雇用率関係なく受け入れ
  • 企業と長く続く良い関係
  • 社長と直接話ができる
  • 企業訪問にも同行していただける
  • 一人の人として戦力として期待をかけてもらえる

一番ありがたかったこと→僕が一番育ててもらえた(笑)

まとめ
  • 職場実習は必要不可欠
  • 同友会企業さんの実習では、一人ひとりを大切にしてくれる
  • そのうえで「戦力」として期待をかけ育てていただける
  • そして、同友会で活動することで、支援者自身も育てていただける。

これまで就労支援をされてきて、同友会企業とも積極的にマッチング
されてきた、大石さんならではのわかりやすいご報告でした。
ありがとうございました。
              社会的養護部会・山科支部 渡邉真規

2023.10.

第24回 誰もが幸せになる勉強会 通称ダシベン

~10月度 誰もが幸せになる勉強会 通称ダシベン~

「ソーシャルインクルージョンを実践してきて」
報告者 NPO法人中小企業コンソーシアム京都
    就労継続支援事業所あむりた 施設長 白濱智美さん

精神疾患で50年以上入院されている方が日本に2,000人ほど居られる。
物凄い現状である。白濱さんはこの現状を知った事により福祉の道に進むきっかけになったそうです。

障害者雇用について
平成15年(1,288人)から令和2年で14.4倍(18,547人)まで伸びた在宅の精神患者の訪問も行ってこられた。
患者の方々も就労意欲が出てくる。その頃国から就労移行事業が促進される。

実際に精神障害者の就労支援を行い出した頃は受け入れ側企業との隔たりが多かった。
仕事=ストレス? 本当に仕事させても大丈夫なのか・・・
軽作業、単純作業だけが適職なのか・・・

そこで・・

事業を立ち上げた内容は飲食業でA型の精神障害者の雇用と就労サービスの二本立てで開業された。

就労継続支援事業所あむりた(A型事業所)
サンスクリット語でアムリタとは、仏典の注釈書によると、さまざまの苦悩を癒し、長寿をもたらし、死者さえも復活させる甘い霊液とある・・・思いの詰まった名前なんだと感じました。

福祉サービスの利用者及び労働者
食堂は仏教大学学食 調理から会計まで行う。
コロナの時期は学校も休校となりその時期は農家にお願いして農作業の仕事を行なってきたりしながらやってきた。

雇用受け入れとして、通所開始前の受け入れ手順

 段階的・柔軟な受け入れ体制の確保
 多面的で継続的な支援体制の整備
 コミュニケーションの確保と情報共有
 健康管理・通院への配慮
 作業遂行力の制限に対する支援

雇用利用のポイント

 ハローワークや就労支援機関からの推薦がある人
 作業の実習体験の奨励
 事前のヒアリングでミスマッチを防ぐ

雇用管理のポイント

 雇用率が現在2.3%だが今後2.7%に引き上げられる。これからの精神障害者の雇用の受け入れ方のシステムと縦横のネットワーク連携に努めていく。

今後、さらに精神障害者のインクルーシブ(包括)の世の中の実現を目指していくとのことです。

                   八幡久御山支部 進藤 啓